おはよう たいよう
文 つっきん



 ふうちゃんは ふと めがさめました。

「まだ よる かな?」
どきどきしながら
カーテンをそぉーっとひらいてみると 
あたりは まだ うすぐらいのに
そらの したのほうが あか、ぴんく、だいだい、きいろ に そまっています。
「わぁ、きれい にじみたい」
でも、あらら?
あめは ふっていないから にじ じゃない。
それに、それに…

 いろとりどりに そまったところは みぎへ みぎへ ちょっとずつ のびていきます。
しばらくすると うえへうえへ ちょっとずつ のびていきます。

「ふうちゃん、みてないで てつだって!」

 とつぜん あたまのうえで こえがしたので
ふうちゃんは びっくり。
そらをそめているのと おなじ いろの けいとだまが 
めのまえで ふーわふわ。

「あなた だあれ?」
「けいとの するる 。 はやく はやく。 まにあわない!」
「よくわかんないけど りょうかい りょうかい。」

 ふうちゃんと するる。
せっせ せっせと あみもの あみもの。
くものざぶとん おしりが ひんやり きもちいい。

「でーきーた。ふ〜。まにあった。」
できあがったのは ながーい ながーい すてきな マフラー。

 のっそりと おれんじいろの きょだいなあたまが
かおをだしはじめました。

「おはよう。いやぁ、これは あたたかい。」
「おはよう たいよう。 どう? きにいった?」

「あぁ、とっても。わしは さむいのが だいの にがて。
おかげで きょうは とびきり あたたかいひに できそうだ。」

「あー、よかった。」
「ふうちゃん てつだってくれて ありがとう。」
「こちらこそ。 とっても たのしかったよ。 こんど あやとりでもしよう。」

 ふうちゃんの おなかが 「きゅーるるっ」 と なりました。
「またねー。ばいばーい。」

©tukkin 2000.1

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